このページでは、冷え性に悩まれている方へおすすめの改善&対策方法を解説しています。
また、「冷え性の症状について」、「冷え性がなぜ起こるのか」、「冷え性のおすすめのグッズ」などについても分かりやすくまとめさせて頂きました。
冷え性に悩む方への少しでも参考になれば幸いです。それでは説明していきます。
目次
冷え性とは ?症状について解説
冷え性とは、身体の一部が常に冷えたような感覚をもつ状態のことです。
血流が滞りが原因で起こることが多く、身体の中心から離れた箇所で起こりやすいといわれています。
特に多いのは足や手で、冬や就寝時に起こることが多いです。
身体の特徴との関連性は認められておらず、身長や体重によって冷え性が起こりやすいかどうかは関係がないと言われています。
調査によると、男性の1/4、女性の1/2が冷えを感じているという結果が出ており、比重としては女性の方が冷え性の方は多いというデータが出ています。
冷え性の原因について
冷え性の原因は、大きく分けて2つに分類できます。
詳しく解説していきます。
冷え性の原因1:身体の内側から起こるもの
冷え性の原因の1つめは、身体の内側の原因によるものです。
例としては、自律神経の失調・貧血・水分の偏り・うっ血・ホルモン分泌の乱れなどが挙げられます。
冷え性の原因2:身体の外側から起こるもの
外因としては、身体の冷えなどが挙げられます。
例えば、冷房や薄着による冷え・湿気などに加え、夜更かしや睡眠不足などによるものがあります。
特に冷房による冷えは、「新陳代謝の低下」や「手足の先の血行不良」が起こりやすいため注意が必要です。。
おすすめの冷え性チェック診断を解説画像
冷え性のチェック方法は色々なものがありますが、可能であれば医師が監修したものを選ぶことをおすすめします。
インターネット上にある診断の中では、下記のサイトに順天堂大学の小林弘幸教授が監修された冷え性チェックが掲載されておりおすすめです。
睡眠や食欲の状況をみながら、「冷え度」や「疲れ度」を診断できるので、自分がどんなタイプなのかを診断しやすいです。よろしければ参考にしてみて下さい。
参考:体調タイプ一覧 疲れ・冷えタイプチェック | ウェルラボ | ウーマンウェルネス研究会
冷え性の改善方法と対策を3つのポイントに分けて解説
ここからは、冷え性の改善方法や対策方法について解説していきます。
日常の中で実践しやすい方法を厳選しましたので、参考になれば幸いです。
冷え性対策&改善1:運動をして血流を良くする
運動をすることで血流がよくなると、身体の冷えが改善しやすいです。ここでいう「運動」は、決して激しいものではなくてもよく、ストレッチやツボ押しでも冷え性の改善が見込めます。
心臓や筋肉は血を全身に巡らせるポンプの役割を果たすため、適度な運動をすることで血流が活性化します。血流が活性化することで、筋肉も温まるため冷えを改善しやすいのです。
冷え性対策&改善2:食事から栄養をバランスよく摂取する
冷え性の方は痩せ型の場合も多く、バランス良く栄養を摂取することで冷えの改善が見込めます。
また、栄養だけでなく、食材として「しょうが」「ねぎ」「根菜」などは血行を良くするため体全体を温めやすいです。
また、特にタンパク質は熱を生みやすいため、積極的に摂取することをおすすめします。タンパク質はお肉や魚・卵などに多く含まれます。
うどんやピザなどの炭水化物中心の食事ではタンパク質が不足しがちなので、意識して多めに摂取することもおすすめです。
冷え性対策&改善3:血流を良くして温めやすい衣服を選ぶ
冷え性の方は、どうしても指先や足先など、末端が冷えやすくなります。
しかし、例えば足先を温めようとして靴下を履いても血管が広がりにくいため、足先の冷え性は改善しにくいです。
おすすめはお腹まわりを覆う腹巻きや下着などで、着用すると身体の末端の血流が増えることで温まりやすくなります。
冷え性におすすめの漢方を症状別に解説
ここでは、冷え性におすすめの漢方について解説していきます。
漢方を扱う東洋医学では、冷え性の状態は下記の3つに分けられます。
- 気虚(ききょ)
- 瘀血(おけつ)
- 水毒(すいどく)
詳しく解説していきます。
漢方(東洋医学)で分類する冷え性の3症状
症状名 | 詳細 |
気虚 (ききょ) |
疲れやすくすぐ横になりたくなる。食欲がない。胃もたれしやすい。息切れしやすい。風邪をひきやすい。 |
瘀血 (おけつ) |
血液の流れが悪く、滞りがちである。血液の粘度が高く、肩こりや頭痛も併発しやすい。 |
水毒 (すいどく) |
体液が身体にたまって悪さをしている。水分の摂取のしすぎで陥りやすい。筋力の低下でも起こりやすい。 |
漢方を使用する東洋医学では、冷え性の状態は上記の3つに分けられます。
それぞれ「気虚(ききょ)」「瘀血(おけつ)」「水毒(すいどく)」と呼ばれ、症状や原因が異なります。
それぞれに対する漢方があるため、下記で詳しく解説します。
冷え性に使われる漢方について
ここでは、冷え性に使われやすい漢方について解説していきます。
苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)
からだを温める漢方です。腰の中心にして下半身が冷える際にも有用です。
体力が少なく、排尿回数が多い方も使用しやすい漢方です。
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
血行障害やうっ血を改善し、血流のめぐりを良くする漢方です。
身体をあたためる漢方でもあり、めまいや立ちくらみの人によく用いられます。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
血行をよくし、冷えた身体をあたためて冷えをとる漢方です。
冷え性の改善に特に使われることが多く、手足の末端の冷えや下腹部痛にも適します。
大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)
特に瘀血(おけつ)を改善しやすい漢方で、血の巡りをよくする可能です。
体力に比較的余裕のある方に向いている漢方で、体力のあまり無い方には向きません。
人参湯(ニンジントウ)
多くの漢方に配合される「人参」をメインに配合した漢方です。
胃腸全般の調子を整え、冷え性による胃腸の痛みなどを取り除く目的でも使用されます。
五積散(ゴシャクサン)
慢性的に起こる冷え性に向いている漢方です。
胃腸炎や腰痛が弱く長く続いている人に用いられます。
(参考:冷え症(冷え性) : 悩み別漢方 | 漢方について | ツムラ)
冷え性におすすめのサプリについて検証
冷え性に効くサプリメントに関しては、「◯◯の成分を飲むと冷え性が改善する」という医学的根拠があるサプリは残念ながら存在しません。
しかし、身体を温める作用としてはショウガが注目されており、ショウガに含まれる「ジンゲロール」という成分は血液をサラサラにしたり、殺菌などの抗炎症が期待できるとされています。
また、この「ジンゲロール」という成分は、熱を加えると「ショウガオール」という成分に変化します。
ショウガオールは胃腸の内側から身体を温めるといわれており、冷えの改善には役立つ可能性が高いです。
ショウガのサプリメントとしては例えば「根生姜(ジンジャールート)」のものなどが比較的安く手に入ります。
薬局などでも購入することができますし、アマゾン(amazon)やアイハーブ(iherb)で購入すると市販よりもかなり安く買えることができるためおすすめですよ。
冷え性におすすめの食べ物は?3つの食材
ここからは、冷え性の方におすすめの食べ物について解説していきます。
日常で取り入れやすく、身体をすぐ温めてくれる食材を厳選しましたので参考にしてみて下さい。
冷え性におすすめの食べ物1:ショウガ(生姜)
生姜には、「ジンゲロール」という成分が含まれており、熱を加えると「ショウガオール」という成分に変化します。
ショウガオールは身体をあたためる作用があるため、冷え性の方にはおすすめの食材です。
また、干しショウガにすることで、ショウガオールの量が増えやすく、さらに身体をポカポカにしてくれます。
干しショウガを作れる環境にある方は、一度挑戦してみるのもおすすめですよ。
参考:体の芯の冷えをとる 簡単「干しショウガ」に挑戦しませんか?
冷え性におすすめの食べ物2:シナモン
シナモンは、漢方では「桂皮」と呼ばれています。
身体を内側からあたためる作用があるため、紅茶などに入れて飲むと手軽に身体をあたためやすいです。
シナモンスティックなどがあると日常で使いやすいため、常備しておくと便利ですよ。
冷え性におすすめの食べ物3:にんじん・たまねぎなどの根菜類
寒い地方の土の中で育つ根菜類は、特に身体を温めやすいといわれています。
特に、にんじん・たまねぎ・じゃがいもなどはビタミンやミネラルを豊富に含むため、冷え解消に向いています。
冷え性に効くツボ3つを紹介
ここでは、冷え性のツボを解説しています。
特に冷え性におすすめのツボを3つ掲載しているので、様子を見ながら試してみて下さいね。
冷え性のツボ1:志室(ししつ)
志室は元気が出ないときにも有効なツボで、腰にあります。
肘と同じ高さの、背骨の少し外側を親指で押して気持ち良いところが志室です。
冷え性のツボ2:肩井(けんせい)
肩井は、全身の血行が良くなるツボです。
肩の真ん中あたりで、一番高い部分を押して痛みを感じるところがツボです。
首や肩のコリにもおすすめです。
冷え性のツボ3:湧泉(ゆうせん)
湧泉は、足の冷えに向いているツボです。
足の指を曲げたときに、足の裏で最も凹んでいる部分がツボです。
足裏を3分割して、つま先から1/3のところが目安です。
冷え性に靴下は履いたほうがいい?使用上の注意点
「足先の冷えが気になる場合、靴下を履くと温まりそう」と思いませんか?
もちろん、部屋にいる時などは靴下を履いたほうが冷えずに済みますが、実は睡眠時に靴下を履くのはかえって足の冷えにつながる可能性もあります。
これは、靴下を履いて寝ると睡眠時に足裏に汗をかきやすくなるからで、必要以上に汗をかくことで体温が奪われて冷えにつながってしまいます。
就寝時に靴下を履いて寝たい場合、素材に気をつけることで汗をかきにくくして冷えを解消しやすくできます。
素材としては熱がこもりにくい速乾作用のあるものを選び、締め付けないものを選びましょう。
また、レッグウォーマーは足を締め付けることなく温めることができるので、より快適に寝やすくなります。
VENEXのレッグウォーマーは蒸れない素材を使用しており、ナノプラチナという好物を練り込むことで自己回復力をサポートしてくれるため就寝時にもおすすめです。
冷え性は男性でもなるの?
冷え性は女性がかかりやすいと思われがちですが、男性でも冷え性の方は多いです。
女性の場合、冷え症に関して話題にすることが比較的多いため自覚しやすいですが、男性の場合あまり冷え性について話すことも少ないため自覚しにくいという現状もあります。
例えば、手先が常に冷たかったり、靴下や靴を履いていても足先が冷たいと感じるのであれば冷え性であるといえます。
また、冷え性では腰の冷えも起こりやすく、ふと腰に手をあててみるとひんやりしている場合は冷え性の可能性が高いです。
男性の場合、運動をすることで身体を温めやすいため、軽いスクワットなどを行うこともおすすめです。また、薄手の蒸れない腹巻きを着用することで冷えも改善しやすいため、選択肢の1つとして検討することをおすすめします。
人気の冷え性グッズを紹介!プレゼントにもおすすめ
ここからは、冷え性グッズのおすすめについて紹介します。
当店はVENEXリカバリーウェアという回復力をサポートする衣服を販売しているショップですが、VENEXリカバリーウェアは羽生結弦選手などの一流選手も愛用している疲労回復ウェアです。
冷え性の方にも非常におすすめで、上下の衣類だけでなく、蒸れない腹巻きやレッグウォーマーなども充実していますので、簡単に解説していきます。
冷え性グッズ1:ボディコンフォート(腹巻き)
VENEXのボディコンフォートは「腹巻き」なのですが、夏用と冬用があります。
どちらも蒸れない設計になっており、薄手で衣服の下に着用しやすい設計です。
また、リカバリーウェアに使用される「PHT特殊素材」を使用しており、自己回復力をサポートしてくれるため疲労や腰痛を感じている方にもおすすめです。
冷え性グッズ2:レッグコンフォート
VENEXのレッグコンフォート(レッグウォーマー)は、締め付けない設計で足回りの回復をサポートします。
縫い目が足にあたらない設計になっており、つけ心地が良く蒸れにくいのも特徴です。
口コミでも「暖かくて、つけているのを忘れるくらいの快適さがある」との評価を頂いており、足が冷えやすい方に大変おすすめのアイテムです。
冷え性グッズ3:アンクルコンフォート
アンクルコンフォートは、特に「かかと」まわりを温めるのにおすすめのリカバリーアイテムです。
2018年秋に新発売した商品で、足首~足にかけてカバーしてくれるため、こちらも足の疲れや冷えを感じている方におすすめのアイテムです。
足首を締め付けず、優しくフィットするため、睡眠時にもおすすめです。
冷え性グッズ4:アームコンフォート
アームコンフォートは、手~肘までをカバーするリカバリーアイテムです。
冷えを感じている方にはもちろん、手や腕の疲れを感じている方にもおすすめです。
親指を通すスリットがついており、指先の動作を妨げない設計で快適です。
冷え性グッズ5:ネックカバー
ネックカバーは、肩~首をカバーするリカバリーアイテムです。
毎年秋に発売されますが、人気のため売り切れてしまう場合が多いです。
肩~首まわりのコリや冷えが気になる方にはおすすめの商品です。
冷え性についてまとめ
- 足先や手先が冷えると感じたら冷え性の可能性が高い。
- 手足だけでなく、腰まわりも冷えている可能性がある。
- 身体の内側が原因の場合と、外側が原因の場合の2つに分けられる。
- 運動や食事や漢方やツボ押しで冷え性を改善しやすい
- 冷え性改善に靴下を使う場合は素材などに注意
- 男性でも冷え性になっている場合が多い
- 冷え性に使えるグッズは色々ある
冷え性についてまとめると、上記のようになります。
食事や運動でも冷え性の改善は望めますし、リカバリーウェアなどのアイテムを使用することで冷えを改善しやすくなるためおすすめです。
この記事が冷え性に悩む方の参考になれば嬉しいです。最後までお読み頂きありがとうございました。
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